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おっさんガッツ

Author:おっさんガッツ
1971年誕生/在日コリアン3世/2児のパパ/サラリーマン/
心身鍛錬のため始めたマラソン。
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「北アルプス縦走」 (後編)

 
2012/08/22(Wed) Category : 登山
前編を少し巻戻して後編へ突入します。

早朝5時に穂高岳山荘をスタートし1時間で国内標高3位の奥穂高岳に到着。

さて、それでは今からアタックする縦走の簡単な難所表がこれだ。

23難所表\\\\\\\\

これを見ても良く分からないと思うが、要はこれだけの数の難所があるということ。



それでは先ずは「ジャンダルム」目指して
いざ、スタート!

18それではスタート


開始早々「馬の背」

19馬の背2


ナイフ・リッジの丁度てっぺんで、やらなきゃいいのにお約束の二足立ち。
悲しい性だ・・・。

18馬の背3




お次は
「ロバの耳」

ほぼ、真っ直ぐな崖を左から右にトラバースしている登山者が分かるだろうか。

20ロバの耳

間近で見るとこんな感じ。

21ロバの耳2

一箇所一箇所、冷静沈着に一歩一歩前と進む。


たった100mを進むのに結構な時間を掛け
「ジャンダルム」に到着。

22ジャンダルム手前

「ジャンダルム」を登頂するには手前から登る(直登コース)と左からトラバースして反対側から登る(本コース)の2ルートあり、手前からの(直登コース)難易度が高く、僕達は(本コース)からの登頂を試みることにした。
そうと決まれば早速トラバース。

23ジャンダル・トラバース

でもね、このトラバースも怖かった~。


トラバースの後、(本コース)を登るのだが、ここで落石!
落石が落ちてきた?
いえいえ、僕が起こしてしまった。
踏んだ岩が大きな浮き岩だったのだ。
サッカーボール程の岩が更に大きな浮き岩にぶつかり、また大きな岩が二つ、三つと落ちてゆく。

大声で
「ら~く!ら~く!」
と叫んで急いで下の登山者を確認。
幸い僕の下には登山者は一人もおらず、事無くを得た。

自分が事故に至る恐怖意外にも、相手を事故へと巻き込む恐怖もここで身にしみて実感できる瞬間であった。


そして、長年の憧れであった

「ジャンダルム」登頂!

23ジャンダルム登頂


頂上では“ハンチング・ホルン”を吹く登山者も。

23ハンチング・ホルン

心が透き通るようなホルンの音色で暫し体と心を癒す。


さて、ここまでで縦走行程の4分の1距離を来ただけ。
目指すはあの彼方向こうに尖った場所である西穂岳だ。

23西穂までは未だまだ

さー、気を取り直して

いざ!


ここから先は(キレット)と(ピーク)がこれでもか、これでもかと行く手を阻む。

先ずは早速の(キレット)を下る。

23キレット下り2

鎖があるとは言え、ここも小便チビりもんだ。
鎖だけに頼らず、(※3点確保)をしながら慎重に下りてゆく。
※崖を昇り降りする際、両手両足の4本中3本は岩をキャッチする


お次はトラバース。
下はスパッと切れ込んだ絶壁。

23トラバース2

月並みだが、
この時、目の前の岩を見つめながら
「なぜ、俺はこんな所にきてしまったのだろうか?」
と、自問自答をしてしまう。


そして、(キレット)を下れば今度は(ピーク)越え。

23ピーク登り1

「奥穂~西穂縦走」では西穂高に近づくに連れて浮き岩が多くなってゆく。
三点確保をしようにも、酷い時には三点とも全てが浮き岩で悲しくなる。
なんて説明したら良いのだろうか、70キロある自分の体重を念力に似た感覚で念じ40キロ程軽くした気持ちになり「フワッ」と上がる感じだ。
分かるかな~・・・。


通常、このような直線の登りはパートナーが登り切るまで下で待つ。
一本の鎖を二人で持つと思いがけないタイミングで揺れたり岩と鎖で指が挟まったりするからだ。

23ピーク登り2

ときに、フッと上の登りきった人を見て、「あ~、あの人とテレポーテーションしたいな~」
と、アホな考えをしてしまう。


もう、縦走行程の終盤にはいったであろう。
この辺までくると脚力が悲鳴を上げ始める。

そんな時にこの豪快な(ピーク)越え。

23ピーク登り3

恐らくこれが最後の(ピーク)だろうか、歯を食いしばって全身の筋肉に力を入れて踏ん張る。


「西穂高岳」を目前にしてガスが出てきた。
昨日の予報だと午後から雨の時々カミナリだ。

23ガスが出てくる

この難所では雨でも危険なゆえにカミナリだと死への確率は一気に跳ね上がる。
※(この二日前には槍ヶ岳でカミナリによる死亡事故が起きている)

先を急ぐにも難所で早歩きは禁物。
心の中で神様に祈るしかない。



そして、漸く今回の縦走のゴールである
「西穂高岳」山頂に到~着!

23西穂登頂

長かった、只々長かった。
そして、怖かった。

ここまでの所要時間は約7時間。
歩行距離にしていえば約3キロの距離を。

ここから麓までは更に3時間歩かなくてならないが、ここまで来ればゴールも同じだ。


2時間歩いた場所の「新穂高岳山荘」で

生還を祝し

「乾杯!」

23生還を祝し

酒を交わしながら、今回の縦走のフィードバックをする。

スタートの奥穂高岳からゴールの西穂高岳までは休む間もなく只々怖かった。
もう、今後5年は誰が何と言おうと、あのルートには行かない。
それと、初心者はあのルートには連れて行かない。
また、あのルートは人には自分から絶対に勧めない。

只、一つ言えることは、今こうして飲んでいるビールはここ一年間で一番美味しいビールだという事。
これだけは間違いない。



麓もまで、マッタリと林道を下りながら二人で最後に。

23ヤマはええど~

でも、日本アルプスはあんな危険なルートだけじゃなく、優しいコースもあるから、やっぱりここには来るべきだ。

これもまた間違いない!

よし!

来年は「八ヶ岳連峰縦走」だ。



そんなこんなの「北アルプス縦走」でした。

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Comment

 

ジャンダルムでの2名 持ち物笑える( ̄∇ ̄*)ゞ
頑張ったね、レポートもよくできてました!昔からこんなに書くの上手だったけ??(笑 )

 

No Title

ミファ、良いこと教えてあげる。
もしかしたら明日は死ぬかも知れない場合、遺書を書くのと一緒で先ずご飯は一噛み一噛み心から美味しく頂く。
それとしたい事は躊躇せずにやる。
こんな心理になるんだよ。

 

    
 
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