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おっさんガッツ

Author:おっさんガッツ
1971年誕生/在日コリアン3世/2児のパパ/サラリーマン/
心身鍛錬のため始めたマラソン。
ですが突如トライアスロンに目覚める。
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第21回 ハセツネCUP

 
2013/10/13(Sun) Category : トレイルラン
さー、やってきました!
今では我が家恒例の「年に一度はハセツネCUP(71キロ)で苦しむ日」がとうとうやって参りました。

1のぼり

今日はご覧のとおりの晴天に恵まれ、申し分ないハセツネ日和だ。


それだけではない。
今日は何と僕の所属する同業界のアスリート・チームの面々も勢ぞろい。

御年52歳の生涯現役のIさん。
今日は何だかヤル気満々だ。

2相原さん


そして、お馴染みAMEGROさんと、今日ぼくとは初お目見えのKさん。
このお二人は先月にアイアンマン洞爺湖を制した“鉄人”達だ。

3集合


どんなレース展開になるか、何だかゾクゾクする所だが、僕は今回のレースではタイム狙いはお預け。

何故ならば
今日の主役は僕の家内(41)だからだ。

4妻と

何時からか、文武両道に目覚めた妻が

「ハセツネに挑戦するわ!」

と突然宣言し2年程前からアスリート級の練習メニューを開始。

とうとう、その練習の成果を見せる時が来たのだ。

僕はそんな彼女の“ペーサー”を努めることに。


アナウンスが入り、皆さんスタート・ポジションに付く。

5スタート

僕の家内、緊張のせいか顔がむちゃくちゃ引き攣る(笑)


それでは、満を持して

       スタート!

6スタート


因みに今日の家内の作戦はこうだ。

家内の弱点はスピードが無いこと。
が、その代わりに持久力は半端じゃないくらい強い。
よって序盤から後方スタートし43キロ地点の第2チェックポイント以外は殆ど休憩を取らない「亀さん走法」でゴールを狙うことに。


序盤は後方スタートなので、予想どおりの渋滞の中に。

7渋滞

しかし、これも作戦の内。
ここで少しでも息を切らさずに、のんびり歩きながら前へと進む。



渋滞も無くなったころ、漸くトレイルランの始まりだ。
いきなりの激坂も家内は難なく上り下りする。

8激坂

練習の成果がシッカリと出てるじゃないの!


ロング・トレイルで気を付けなくてならないのは、まだ元気のある序盤に下りで攻めてしまうことだ。
元気なうちに調子に乗ってガツガツ下っていると、終盤に必ず膝がおかしくなり、最後には下りで走れなくなる。
だから足に元気があっても絶対に序盤の下りで無理をしてはならないのだ。

9家内

忠告通りに地面を舐めるように静かに下る。



第1関門(23K)に到着。

10第一関門

ここまでで7時間、時刻にして20:00だ。



ハセツネは夜の10時ともなると一気に冷え込む。
ここで夜の装備をすることに。

11夜間装備

へへ、お前はいつから肉食女子になったんだ(笑)


さて、ここから先は大会のピークである「三頭山」を目指す登りの基調のコースで一番きつい区間だ。

しかも次の第2チェック・ポイントは選手たちの疲労が絶頂に達する場所で、このままレースを続けるか、それともリタイアするかの、心の試されるポイントでもある。

しかもこの時、妻には黙っていたが予想のタイムよりも2時間も遅れていたのだ。

30キロを超えた辺りから妻もち前の馬力も少しずつ弱まってくるも、ここは心を鬼にして発破をかけて激坂を急がせる。


何とか第2チェック・ポイント(43K)に到着。
走行時間14時間、時刻は03:00。

12第2関門

ここで、普段はやらない亭主関白の僕が妻へ“SPスポーツ・マッサージ”を施す。
それと、これまた妻には黙っていたが、この時のために頼んでおいたフェイス・ブックの応援メッセージを見せる。
家内、それ見て生き返る。
勿論、家内は前へ進むこと以外は考えていないようだ。

とは言っても2時間の遅れは正直焦りを隠せない僕だった。
約15分休んで直ぐにここを出ることに。


と、ここで僕にも体調にトラブルが。
いくらペーサーで嫁のペースだからと言っても、さすがに14時間も走っていると僕の体にも異変がでるもの。
内臓の調子が悪くなって、思わずもよおし嘔吐する。
ここで少しでもロスを無くすために妻には先に行くよう指示。


事件はこの直後に起こった。
多少、胃の調子も良くなり、すぐに嫁に追いつくために猛追をする。

嫁のペースからして大体どの辺りで追いつくかは計算できる。
だが嫁に辿り付けない。
嫁の姿すら無い。
いや、間違いなく嫁がいないのだ。

もう一度、進んで来たコースを逆走することに。

そして数分後・・・。

「いた!」

なんとコース脇で寝ていた。

13寝る

実はハセツネではこんな光景は珍しくなく、睡魔が襲いそこら辺で仮眠を取るランナーが少なくはない。
恐らく、鬼教官が居なくなり、一人きりなった瞬間に緊張が解れて、今までズーと襲っていた睡魔に食われてしまったのだろう。
大サービスで少々の仮眠時間を与えたよ。
僕も眠たかったが、僕が寝てしまったら起こす人間がいなくなって笑い話になってしまうので、ここは我慢。
しかし、この姿を嫁の母が見たらショックで寝込むな(笑)

気付くと背中の方から朝日が昇って来やがった。

14夜明け

さて、嫁を起こすとするか。


仮眠をとり、急に元気になったのか、見張り番をしていた旦那をさて置き、トットと先へ進む妻。

15二日目

まあ良い、前へ進めるなら喜ばしいことだ。

16家内


第3チェック・ポイント(58K)を通過したのが走行時間にして20時間を過ぎていた。
時刻にして09:20分。
ゴールまでの距離は残り13キロで、制限時間は残り時間3時間20分。

家内のボロボロの足では正直にギリギリのラインだ。


日の出山に到着。
後はゴールまで約8キロ下るだけだ。

17日の出山を過ぎて


しかし、家内にはもう下る脚力はないようだ。

もう、ここは本人の気力との戦いだ。

頑張れ!

18二人で


制限時間残り50分で漸く麓に降りてきた。

19麓

歯を食いしばる家内。

ゴールが見えてきて突然涙ぐみながら、最後はシッカリと走ってゴールすると、全力で走りだす。



そして、長く辛く険しかった初出場の「ハセツネCUP」


      ゴール!
20嫁ゴール

タイムは23時間20分
※制限時間24時間

極普通の共働きの子育て主婦が、このタイムは凄いと思う。

表情も泥が掛かってるけど、良い顔してるよ。

素直に尊敬するよ。



そんなボロボロな体でゴール会場を後にしながら妻が僕に一言。

「ね~、私そのうちアンタを抜くかもね」

こいつ、ペーサーへの感謝の言葉もなく、吠えるね~。

ま、今日という日は何でも許そう。




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Comment

 

感動しました!

もう!ステキすぎな 夫婦ですね‼︎
読みながら、笑えるところもあったけど 泣けちゃいました(≧∇≦)
もう、奥様、かっこよすぎ(笑)
ソンセンニムを 追い越してしまって欲しいです(笑)(≧∇≦)
ナーも、頑張ろう!(o^^o)

 

このコメントに感動!

チュミ、人生は楽しいことも大事だけど、辛いことも大変なことも全てを経験しないと。
それが幸せのような気がする。
なんてな(笑)
チュミも色々と自分から進んで経験しなよ。
老いて後悔するのだけは駄目!

 

    
 
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