今年の今月、小生、とうとう40代を卒業することとなる。
去年から始まり、今も尚猛威を振るうコロナ禍で世界は大きく変わった。
コロナ以外にも、昨年は実のオヤジが他界し、僕自身は「変形性股関節症」と診断され、トレーニング習慣の改善を余儀なくされると同時に感慨深い、そんな年明けだった。
そういった時期だからこそ、新年早々自身に喝を入れるため、今日はある挑戦をすることにした。
題して「極寒! 夜のハセツネ・チャレンジ」
今日は嬉しいことに、そんな僕にペーサーを買って出てくれたラン友と二人でのナイト・ランだ。
早速、ハセツネCUPスタート場所である五日市中学校へ。
現在、時刻は21:30。
4・・・
3・・・
2・・・
1・・・
スタート!スタートして長らくは気温は快適でナイスなトレラン・コンディションだ。
今日はレースじゃないので、本来は浅間までは禁止されているポールをフルに使う(笑)
アッという間の今熊山神社。

空気が乾燥しているせいか、夜景が綺麗だ!
ここから完走タイム約15時間のペースで走る。
途中、暑くて暑くて「Tシャツに短パンにすれば良かった」と何度も後悔をしたぐらいだ。
(この数時間後、地獄を見るとも知らずに・・・)
約4時間30分掛けて浅間峠へ到着。

本来、レースではここでは腰を下ろさずそのまま走り抜ける場所なのだが、今日はゆっくりと腰をおろす。
「ジャジャ~ン!
韓国お馴染みのワンダ・コーヒー!」
こういう時のコレは実に美味い!
浅間での現気温は「-0度」。
段々と寒くなって来たようだ。
それでは気を取り直して月夜見へ
GO!ここ最近は走行距離がめっきり減り、代わりに筋トレばっかりやっているので体重が5キロ以上増えた。
なので必然的に上りがキツい!
そのせいでペースも徐々に落ち、ペーサーとの間が開いて行く。
因みに、本来は単独でチャレンジする予定であったが、ペーサーと二人で入山したのは正解だ。
道が分かり辛く、ハセツネ博士でもあるペーサーのヘッドライトを頼りにどうにか前へと進めた。
1人だったら間違いなく引き換えしていただろう・・・。
すると残雪がチラホラと。

三頭山近くなると一気に気温が下がり、気温はマイナス5℃をゆうに下回る。
すると「!?」
右の方角から何やら人の話らしき声が聞こえてくる・・・。
その方角を確認するも漆黒の闇。
空耳か? それとも獣の鳴き声か? はたまた幻聴か?
この声が間隔をあけて3回は聞こえてきた。
「なんだ!?」
気を取り直して前と進む。
そして、三頭山に挑む手前の35キロ地点で、例の左股関節が悲鳴を上げ始める。
三頭山を上り始めるとその痛みは更に増してきた。
痛い! 痛み始めるとドンドンその度合いも範囲も大きくなり、しまいには緩い上りも痛み始める。

ペーサーには何度も待たせてしまい本当に申し訳ない・・・。
可なりの時間を使い漸く三頭山山頂へ到着。

ここは寒さの絶頂! 長居は無用、すぐさま鞘口峠へと下山する。
三頭山の長い上りを痛みと戦いながら終え、久しぶりの下りに入るもやはり痛い。
もう駄目だ。
ここから更に35キロは戦えないと判断し、快くペーサーを引き受けてくれたラン友には申し訳ないが、ここで白旗を上げることを告げる。
鞘口峠までの残りの下山途中、気付くと辺り一面が樹氷郡に覆われていた。


凍えるような寒さの中、何とも言えない幻想的な光景に心を奪われる。
都民の森に着くと、すっかり空は明るくなっていた。

何はともあれラン友とお疲れ様のモーニングココア。

流石に魔法瓶の熱湯がぬるま湯になってたよ(笑)
今回、チャレンジは途中断念で残念な結果に終わったが
まぁ・・・自分としては頑張ったんじゃないかな。
それはそうと、ペーサーのラン友には本当に感謝だ!
近いうちに極寒のハセツネ後半チャレンジでもやろうかな(笑)
そんなこんなの極寒!ハセツネ・ナイトランでした。
それだはまた!
SEE YOU!
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〔番外編〕●●●●●●
チャレンジを終え。
ぬるいココアを味合うも付かぬ間。
ここで痛い目に合う。
何と、次にバスの到着時間が2時間待ち!
「あちゃー、バスの時刻表を完全にノー・チェックだったよ!」
2時間も「都民の森」で座って待っていたら凍え死ぬと判断し、二人でロードをテクテク下山して行くことに。
途中、奇跡的にOPEN準備をしていたパン屋さん&カフェにSOS!
約11時間ぶりに暖をとり、熱々のコーヒーと焼き立てのパンを頂きながら生きている喜びを身体で感じる。

ここでバスを待った。
どうにかこうにか町へと戻り、韓国居酒屋でペーサーとお疲れ会。

(春雨のチヂミ)
すると、ペーサーが今日のチャレンジ中にあった不思議な体験を話し始めた。
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ペーサー: 三頭山手前で人の話し声が聞こえて来ませんでしたか?
僕: あ!俺も聞いた! 右の方からじゃなかった?
ペーサー: はい、そうです。 右の方から。
僕: しかも、2~3回あったよね。
ペーサー: そう、2~3回!
二人: ・・・。
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あの、幻聴だと思っていた人の話し声のことだ。
こういった話は「山あるある」だが、もし一人で山に入り体験していたと想像したら・・・。
そんな生唾ゴクリの話の後はペーサーからの嬉しいサプライズ。
少々早い誕生日プレゼント。
goodrのサングラス。

普段はサングラスはあまりしませんが、これからはハメちゃうよ~💛

では、また。